買い物依存症 名古屋

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買い物依存症

                 
買い物依存症について特   徴診断テスト
弊   害パ タ ー ン原   因
対   策

 

買い物依存症について


買い物依存症の場合には、ストレスや心の隙間や寂しさ、愛情の枯渇感などが大きく関連しています。いつも何かを手に入れたいとの衝動に駆られます。そして何か欲しいものを常に物色し、それを手に入れれば人生の何かが変わるような、幸福になれるような、自分自身が変われるような錯覚を起こします。しかしその結果は、買えば目的は達成し、買ったものはクローゼットの肥やしになり、また次の購入対象を探してしまいます。そしてカードの請求書を確認して資金繰りに躍起になり、用立てが出来れば、また繰り返します。この人生を狂わす買い物への衝動を止めなければ経済的に困窮し破綻が待っています。早急なこの負のサイクルからの脱却が急務となります。


買い物依存症は精神疾患の一つ


買い物依存症においては、自分自身にとっては不必要であり、既に持っているにもかかわらず、多数のモノを購入してしまう症状を指します。よく考えてみると、必要なものでもなかったし、そんなに欲しくもなかったのに買ってしまい、あとから「ああ、また必要のないものを買ってしまった・・・。」と後悔するのも女性にはよくある行為です。こうした買い物依存症などの行為は、日常生活の不満や不平などが購買欲求に転化する精神疾患の一つであることが分かります。そして男性と女性を比較すると女性に多い傾向があります。マドンナの「マテリアルガール」の歌にあるように、女性心理としては物質で心を満たそうとする傾向があります。ストレスが溜まったり、不安なことがあると、買い物をしてストレスを発散したり、買い物をすることにより心の隙間を埋めようとする傾向を持ちます。


現代社会ではストレスも多く、誘惑も多いため買い物依存症になる


現代社会では物が溢れており、また、仕事などをしていてもお給料が上手く上がらないといったようなストレスを抱えている場合があります。また、物質的には満たされている場合でも、精神的に寂しかったり、家庭での不満を抱えていたり、人間関係での不和を抱えていたり、将来への不安などから、買い物依存症に陥るケースもあります。独身女性の場合には人前に出る事も多く、主婦の場合には子育てや仕事、近所づきあいなど人を介して向き合うことも多くなりますので、知らないうちにストレスを溜めていることも多くなります。


買い物によってお姫様扱いを受けることで買い物依存症に


買い物をすると従業員の方からは喜ばれ、お客様扱い、お姫様扱いを受けます。そういった感覚が忘れられずに、いらっしゃいませ。ありがとうございました。という扱いを受けたいがために、必要のないものでも買い込んでいる場合もあります。「よくお似合いですよ。」「またぜひお越しください。」と言われると嬉しくなってしまい、また買い物をするというパターンも多くなっています。そういった買い物の快感を得たいために、買い物依存になっている女性も多いです。


生真面目な人が買い物依存症になるケースも


生真面目な人は毎日真面目に過ごしていますので、何事も真面目に考えて考えすぎる傾向にあることもあります。しかし、現代社会では上手くいかないことも多く、自分の承認欲求を満たすために買い物に走るという場合も多いです。そのものが必要かということよりも、自分に対する承認を求めて、買い物を繰り返すという行動に出ます。従って、家庭でも旦那さんが忙しかったり、上手くコミュニケーションが取れていなかったり、何かストレスを抱えている場合などには出てくることになります。
 

 

 

買い物依存症 「特徴」


買い物依存症では、買う対象そのものが必要かどうかということよりも、そのものを買う行為に重点が置かれてしまい、買ったら興味を失くしてしまうといった場合が殆んどです。買い物はストレスの発散や生活を豊かにするためには経済活動としてはいいのですが、自分の生活を圧迫するくらいの買い物になってくると、それは依存症という経済破綻はもとより、人生そのものを狂わす障害となり対策を講じる必要があります。買い物依存症に陥るにはどういった特徴があるのでしょうか。


女性が買い物依存症になりやすい


買い物依存症になるのは、男性に比較すれば圧倒的に女性が多いです。買い物依存症まではいかなくても、趣味が「ショッピング」という女性は多いです。そのものが必要で欲しいと思って購入するというよりは、自分へのご褒美と称し、買い物をするのですが実際には溜まったストレスを発散するという感じでショッピングをしている場合が多く、必要のないものがドンドンと溜まっていくという傾向もみられます。また、性格も比較的真面目な人が陥りやすいのも特徴です。うつ病になる人や自殺を図る人にも真面目な性格の人が多いのですが、その性格があだとなり、自分の本心をあまり口に出すことが出来ずに、周りに自分の持つ辛さを打ち明けられずに、買い物に依存し、少しでも溜まったうっぷん晴らしをするという傾向にあります。


自分に自信がなく、人一倍虚栄心が強いタイプに多い買い物依存症


また、劣等感が強く虚栄心が強いタイプも周りからよく見られたいとの思いが強く、ブランド物のバッグや洋服や高級車などの高価なものを、自分の身の丈に合わないものでも購入してしまう傾向があります。また、自分に自信がない場合も、周りの顔色を窺い行動していますので、知らないうちに満たされない孤独を感じており、少しでも寂しさを紛らわすために、買い物に依存する傾向にあります。買い物をすることで、ありがとうございました。またお越しくださいね。と丁寧な対応を喜び、自分を認めて貰えてる気がし、丁重なおもてなしの快感を覚え、また店に行き、つい必要のないものまで買い込んでいくという傾向もみられます。自分が買い物をすれば店の人が喜ぶ、きっと優しい思いもあるのかも知れませんが、カード決済のツケは自分の身に降りかかり、結果、全く自分には優しくない行動を取っていることに他なりません。


買い物好きと買い物依存症の違い


買い物好きは目的の物を買うために何かを我慢してお金を蓄えて買っていますが、買い物依存症の場合には、何かを我慢しているわけではなく、欲しいものをその時の欲求だけで買ってしまい、不安や寂しさやイライラなどの精神的なストレスを抑えるという行動に出ています。それは過食症に似ています。自己の不安感や、孤独感や空虚感を「買い物によるハイな状態」で埋めていこうとする行為や買ったものを使わずに次々に買っていく行為などが病的でもあり、それに対処したカウンセリングや心理療法が必要となります。


ストレスへの対応としての買い物依存症


現代社会においては、頑張っていてもなかなか報われることも少なく、平凡な毎日が過ぎていくことも多いです。また、それなりに毎日が回っていても満たされることが少なく、何かの刺激や快感を求めて買い物に走る人も多いのが現実です。チヤホヤされたい。構ってもらいたいという思いなどが、買い物依存という形で表れています。そして何かを不安に思ったり、孤独感を感じたり、イライラしてきたりというのを買い物という行為で発散させています。最初はそのものが欲しいと思って買っていた場合もあるのですが、段々と買う行為そのものに依存するようになり、結果、気が付けば買い物依存症に至ってしまいます。


満たされない心が原因の買い物依存症


カウンセリングで買い物依存症に陥った方の話を聞くと、寂しかったという意見などを聞くことがあります。買い物に出掛けるとそこでは、お客様として、丁寧な扱いを受け、チヤホヤしてもらえますので、自分の中の承認欲求が満足することにも繋がります。その快感が忘れられないと、ものが必要で買うというよりも、買う行為が楽しくて、ものには全く興味がないといったような現象が起きうる場合も少なくありません。また、集めたいという収集癖がある場合などにも、際限なくシリーズで集めるようになることもあるでしょう。男性にもマニアックなコレクターが見受けられますが、それも小遣いの範囲で賄われれば問題はありませんが、家計を圧迫するようではこれも買い物依存症と言えるでしょう。そしてそれは主婦の方にも多くなっている疾患ですので、困った配偶者がカウンセリングに相談に来るというケースも多くなっています。旦那さんが仕事で忙しく、家にいないケースなどでも寂しさを紛らわす為に買い物依存症や場合によってはキッチンドランカーになるケースも多いです。
 

 

 

買い物依存症 「弊害」


買い物依存症に陥ると一体どういった弊害があるのでしょうか。買い物依存症になると金銭的に歯止め掛からなくなりますので、配偶者や家族から見れば金銭的なことが一切任せられないといったような信用が失墜する場合などが出てきます。また、買い物をし過ぎ家計が破綻していまい、任意整理や自己破産に至ることも珍しくはありません。結局、買っても買っても満たされず、賽の河原で石を積み上げる行為に等しく、人生を狂わせてしまう看過出来ない恐ろしい依存症と言えます。


信用も失墜し、身を滅ぼす危険性も


自分の身の丈に合わない、収入を超える支出である買い物を繰り返すことで、借金が増えていくことが弊害としては筆頭に挙げられます。そのものが必要で買うわけではなく、欲しいという一時の感情やお姫様扱いしてもらえるという一時の高揚感のためにお金を使っていますので、気が付いたときにはクレジットカードのショッピング枠いっぱいにカードを使ってしまい、女性の場合には、普通の仕事の他にも、キャバクラや風俗で働かなければならなず、それをしたとしても、尚買いものをし続け、それでも支払いが出来ず、家族にもバレてしまい家庭崩壊となるケースもあります。自分ではどうにもならなくなり、挙げ句の果てに弁護士に相談に行き債務整理や自己破産の手続きに入るパターンも多いのが買い物依存症の特徴です。


夫婦の信頼関係にヒビが入るケースも


旦那さんが奥さんに家計を任せて、働いている場合などに、生活費の大半が買い物に使われていると知った場合には、旦那さんからの信頼を失います。稀に共依存関係にある夫がそんな奥さんを理解し必死に支えようとする場合もありますが、殆んどのケースでは、買い物依存が原因で喧嘩が耐えなくなることや、離婚に至るケースなども多くあります。そんな買い物依存症に陥っている奥さんの変化に早く気づき、対策を立てられるといいのですが、旦那さんが奥さんに無関心で、寂しさを募らせているケースもあります。お金のことなどは夫婦で普段からよく話し合い、家庭の財政を把握することも必要になるでしょう。買い物依存症は病気の一種であるので、専門機関で診察を受けることも必要になってきますが、実際には対処療法である薬物で寂しさやストレスを回避出来ることはありませんので、自分自身をしっかりと見つめ直し、考え方の根本の変化が必要となります。カウンセリングや心理療法を用いることにより、自分の心の内などの過去の整理整頓をした上で、今後の幸福に向かって生きていくための思考パターンを学ぶことで、この買い物依存症から脱却して行きましょう。


高収入の場合でも、買い物依存症になるケースも


高収入の場合であっても、自分がいつも頑張っているご褒美であったり、他人に対する見栄だったりのために高価な買い物を繰り返している場合などもあります。高収入ではあるけれど、貯金が全くないという場合などには、買い物などにお金を費やしていることになります。仕事のストレスを発散させるために、買い物依存症に陥っているケースもあります。買い物をすることで一瞬高揚感があり、またお客様として丁寧に扱われることに快感を覚えて、買い物を繰り返します。物を買うときにはそのものが必要であるのかをきちんと良く考えてから買う必要があるのですが、欲しいという欲求を我慢せずに買ってしまうので、買った後は見向きもしなくなるケースが非常に多いのです。買っているときは意識していなくても、後からくる請求書の山を見てビックリ驚き、思わず自分の計画性の無さに溜め息が出てしまうものです。


生活そのものが立ち行かなくなる買い物依存症


買い物依存症が深刻になってくれば、働いても働いても、お金が回らなくなってきます。自分では買い物を止められないので、どんどんと物が溜まっていきます。物が溜まっていくことで、精神的なフラストレーションを抱えることになり、部屋が汚くなるなどの環境が悪くなることも考えられます。物がゴチャゴチャしている生活は雑念も増えますので、次から次にアレも、コレも、と考えるようになってしまう場合もあります。自分の持ち物をきちんと整理して、それは必要なものなのかどうかということを、周りの人に助言してもらうことや、自分でよく考察してみるなどの必要があります。一人で無理なのであれば、買い物依存に精通しているカウンセリングの専門家を頼ることも必要です。物を買うときには欲しいから買うのではなく、それを買った後の自分を想像してみるといいでしょう。使わないと思うのであれば、思い思い留まるのもいいでしょう。カウンセリングを受ければ、買い物依存症に陥った心の内なども自分で見つめ直せるようになります。それには具体的な行動が必要です。勇気を持って改善の道を一歩進めましょう。
 

 

 

買い物依存症 「パターン」


買い物依存症には一体どんなパターンがあるのでしょうか。その買い物依存に至るまでにも様々なプロセスがあり、またその起因となるものがあります。その幾つかのパターンをご紹介します。


妊娠出産を機に家庭に入り、育児ストレスなどから買い物依存症に


外で働いていたときにはそれ程でもなかったのですが、家にいて子供と常に向き合う時間が増えてからは、社会からひとり取り残され、まるで隔離されたように感じ、旦那さんも忙しくなかなか家にいないことなども多く、その寂しさを埋めるために買い物依存症になってしまったというケースもあります。洋服や子供服、小物などを使わないものも数多く買い込み、結局使わないままそのままになっています。預貯金が増えるはずなのに、買い物に使う金額が次第に大きくなってきたことで、旦那さんがおかしいな、と感じ、奥さんを問い詰めて、挙句喧嘩になり、夫婦不仲で相談に見えたケースなどもあります。また中には、自分の貯金で賄っていたために発覚が遅くなったケースなどもあります。借金をする前にカウンセリングで改善することができたので大事には至りませんでしたが、子供と二人で毎日家にいることへのストレスから必要のないものまで買い込むようになったということです。


旦那さんとのコミュニケーション不足により買い物依存症に


旦那さんは自営業でしっかりと稼いでいましたが、家計のこともガッチリと管理しており、奥さんは家計を任せてもらっていませんでした。そのことから奥さんは、自分は信用されていないのだといった不安感や虚無感に囚われて、夫の目を盗んでカード払いで多くの物を買うようになりました。家に来た多額の請求書を観た旦那さんが驚いて、奥さんの買い物依存症を何とかして欲しいと当カウンセリングに来られました。誰にも必要とされていないと感じていた奥さんは、買い物をして自分の承認欲求を満足させていました。奥さんと旦那さんがよく話し合って、家計のことなども少し奥さんに任せたり、奥さんに何かを頼んで手伝ってもらうようにすることで少しずつコミュニケーションを取り、買い物依存症を脱却していくようにしていくことが出来るようになりました。今まで旦那さんに認めてもらえなかったことによるストレスであると認識した奥さんは、もっと旦那さんに自分を認めて欲しいということを伝え、旦那さんも奥さんに少しずついろんなことを任せることで状況は一変し落ち着いていきました。


小さい頃からなんでも買ってもらえたので、我慢ができず買い物依存症に


小さい頃から欲しいと思うものは何でも買い与えられてきたために、買うという行為が楽しくて忘れられずに、大人になった現在でもその行為を繰り返してしまうという方がいました。ご両親は裕福であり、欲しいものは何でも手に入れてきましたが、両親は不在のことも多く、家族の中でもお姉ちゃんとして甘えられない日々を過ごしていました。そんな状況をいろいろと話すうちに、自分は寂しかったのだなと気づいた女性がいます。自分の心の中を認識し、買い物に対する認知を変えていくことで、買い物依存を克服するべく頑張っています。お金は極力持ち歩かないようにしたり、繁華街などへは一人で行かないようにしたり、買い物をしなくても大丈夫であるようにと訓練を行っています。カウンセリングにて自分の現状を見つめ、改善するための行動を行っています。


日々の生活に疲れ、買い物依存症に


家族との不和や仕事のストレスなどから、繁華街へ出掛けては買い物を繰り返していた女性がいます。母子家庭で、毎日働きづめだった女性は、「とてもお似合いですよ。」「いつもありがとうございます。」と声を掛けてもらえるのが嬉しく、その高揚感を求めて、買い物に繰り出すようになりました。次第に、金銭的に行き詰まるようになり、専門的なカウンセラーに相談するに至りました。友人などには買うときにそれって必要?と一言聞いてもらうなどの対応を頼み、一人では買い物に出掛けないようにするなどして、少しずつ改善に努めました。専門家に相談したことでも、少し気分が楽になり、自分の中で買い物依存症を克服するべく前に進んでいる状況です。友人と話をしたり、趣味を見つけたりしながら自分の心の中を晴らして気分転換を図っています。
 

 

 

買い物依存症 「原因」


買い物依存症に陥る原因にはどのようなものがあるのでしょうか。買い物依存症は一種のストレス発散行為であり、奥にあるのは寂しさや孤独感、不安やイライラなどの感情になります。そういった気分を紛らわすために買い物という行為に依存していきます。


ストレスのたまりやすい社会を生きていることから買い物依存症になる


日本社会では他の国と比較しストレスを感じることが多いと言われています。買い物依存症とストレスの関係は非常に高く、ストレスを溜め込む人ほど、ストレスのはけ口として買い物に走る傾向にあります。ITなどが発達したことによって、現代人に求められる水準も高度となりますが、一方では今の社会では真面目に働いても、満足のいく報酬が得られないことなどもストレスとして蓄積されるケースもあります。また、真面目に働いて稼ぐことで、自分はこんなに頑張っているのだというご褒美やストレス発散のために良いものを求めるという場合もあるでしょう。しかし、買い物依存症に陥ると、そのものが必要だからというよりは、自分の欲求を満足させるためだけの行為になってしまい、その行為に依存していくことになります。


クレジットカードやキャッシングなどが簡単にできるようになった


IT時代に突入して、クレジットカードやキャッシングなどにより、お金を持たなくても買い物ができる時代になっているので、お金を使っているという感覚が現金で払う場合よりも相当に低くなってきています。また、ポイントがついたり、限定プレゼントがあったりと購買意欲をそそられるようなシステムも数多くあり、手持ちのお金が無くても支払えるシステムになっていることなども、気軽に購入してしまう一つの大きな原因となっています。複数枚のクレジットカードを保有することで限度額を超えても他のカードを利用するという悪循環に陥いり、気づいたときにはどのカードも限度枠をいっぱいに使ってしまい、頼るところも無く、任意整理や自己破産が必要になるという場合もあります。


インターネットが発達し、買い物が便利になったことにより買い物依存症が増えた


クレジットカードもそうですが、インターネットの普及により、自宅にいてもより簡単に買い物することも可能になりました。これ欲しい!と思ったときに、パソコンでクリックするだけでその商品が購入出来ますので、買い物がいつでもどこでもで出来るようになりました。また、買い物の仕方も、欲しいと思ってから直ぐにカード入力で精算が出来るような、購買意欲に拍車が掛かるシステムというものも普及してきていることで、自分の購買意欲がコントロール出来ないと必要のないものまでドンドンと買い込むことになっていきます。ネットサーフィンをしながら、かわいいなと思う小物や、オシャレな服などもそのままカートに入れてボタン一つで購入できるシステムになっていることが、買い物依存症に陥る原因のひとつとなります。


欲しいと思ったときに、障壁が少なくなっていることで買い物依存症に


ITの発達などや販売戦略などにより、購買意欲をコントロールしにくい状況になる可能性もあります。企業は言葉巧みに、「限定品です。」「今だけのお値打ち品です!」といって、消費者の購買意欲を煽ります。そういった刺激の多い中で暮らしている毎日ですので、欲しいと思うことをコントロール出来ないと、身の丈に合わない本来不必要なものまで購入してしまうことも少なくありません。自分の収入の範囲内で賄えている内はいいのですが、買い物行為に依存するようになり、嘘を吐いたり、借金をしてでも、買い物行為に走ってしまうのは危険です。それは必要なものなのかどうかということをきちんと考えて購入することが重要です。欲しいから買うのではなく、同じものを持っていないか、本当に必要なものなのかということをしっかりと自分で確認することも必要です。買い物の高揚感は一瞬で消え去り、また元の不安定な気持ちに戻る場合には、その気持ちを改善していく方向に向かっていくことも必要でしょう。
 

 

 

買い物依存症 「克服と対策」


買い物依存症を克服していくのにはどのような対策を立てていくといいのでしょうか。買い物依存症は、借金や自己破産など、身を滅ぼしかねない依存症なので看過出来ません。買い物依存症に精通した専門家に相談するのが一番の手立てと思いますがそれも含め、その他に自分でどんなことが出来るのかを考えてみましょう。


家計簿をつけて、買い物依存症を認知する


買い物依存症を自力で克服することに挑戦する場合には、まずは、自分が何にどのくらい使っているのかの家計簿をつける習慣を身に付けるといいでしょう。お金がどれくらい入ってきて、どれくらい買い物に使っているのかを数字としてみるために、必要な行為になります。収入以上の支出があれば使い過ぎであることを自覚出来ますし、お金が無くなることへの恐怖感も出て来ますので、まずは、自分の収入と支出のバランスを自分で確かめてみることから始めましょう。少し面倒くさいかも知れませんが習慣付いてしまえば買い物依存には結構抑制が働くものです。


お金を貯める癖をつけて、買い物依存症を回復


買い物依存症の場合には、余ったお金がたとえあったとしても、買い物に使ってしまう傾向が強くあります。「余ったお金なのだから好きに使ってもいいだろう。」と思がちですが、買い物はしていく内にドンドンとその金額などがエスカレートして歯止めが利かなくなる場合もあります。そこで、まずは少しでもいいので、貯金する癖をつけていくといいでしょう。貯金がある程度貯まれば、今度は使いたくないという気持ちが湧いてきますので、そうなればしめたもので、お金を無駄な買い物などで安易に使わない傾向が出て来ます。お金を貯めて、達成感を味わうことでも、気持ちが満足することもありますので、余ったお金は貯蓄してみるという風にしていきましょう。また貯めたお金は定期貯金にするなど、貯金したお金を一定期間引き出せないようにすることもいいでしょう。貯金が苦手な場合には積み立てなどを行って強制的にお金を使わない環境にすることも肝要です。


クレジットカードを使わない


クレジットカードで現金を持たずに買い物をしてしまう場合には、クレジットカードを一枚も持たないようにするというのも一つの対策になります。クレジットカードではお金を使っている、お金が目減りしているという感覚が殆んど無く、上限以内であれば幾らでも使えてしまうために、非常に買い物依存症に陥りやすくなっています。買い物依存症になるようなものを断っていくことも買い物依存症を克服するうえでは必要になります。自ら買い物依存を克服する気があるのであればカードを返上することも最重要ステップとなります。


適度にストレスを発散して、買い物依存症にならないようにする


買い物依存症を脱却するためには、なるべくストレスを溜め込まないような生活をすることも大切です。どうしても生真面目に考えてしまうと、なんでも完璧にこなさなくてはと感じ、それが思うように達成できなければ、今度は不甲斐ない自分を責めてしまう結果になりますが、そこを少しいい加減に、まぁいいか。くらいの気持ちで物事を考えてストレスを溜めないようにする努力も必要になってきます。そして、ストレスを抱え込まないためには、ストレスに対する免疫を作ることが必要であり、その方法としては自律神経などを整える必要も出てきます。規則正しい生活を送ることや栄養バランスのとれた食事を心掛けることなどがいいでしょう。仕事の都合などで難しい場合には、なるべく質の良い睡眠時間を取るように心掛け、心身ともにリフレッシュさせるといいでしょう。ヨガやストレッチを習慣化したり、お風呂に入るときには湯船に浸かるようにしたり、体を温めたりするようにして自律神経を整えて行きましょう。


日記やブログを書いて感情を表現して、買い物依存症を克服


ストレスを抱え込まないようにすることも大切ですが、ストレスを発散することも大切です。趣味に没頭するなどの方法もありますが、手っ取り早い方法では、日記やブログに気持ちを書き記しストレスを発散させることがいいでしょう。自分の気持ちを文字に起こすだけでも、自分自身へのカウンセリングにも繋がりますので、ストレスを軽減させるにも効果的です。毎日の寂しい気持ちやこんなことを感じたということなども文字に起こして自分で読み返してみると、あぁそうか。と自分で納得できることもあるかもしれません。


インターネットのショッピングのサイトを開かないことで買い物依存症を克服


最近ではインターネットを使えば簡単に商品が手に入る時代になりました。自分の買ったものに関連して、こんなものがありますよ。といったお節介な買い物へ誘導するお知らせメールなども実に多く、目移りしやすくなっています。また、ネットオークションでは本来よりも低価格で製品が購入できる嬉しさや、商品を競って競り落とすスリルを味わいたいからとハマるケースもみられます。そういったページを自分から観に行かないことで刺激を断つこともいいでしょう。刺激が少なくなることで、初期段階においてはフラストレーションを感じますが、次第に買いたいという思いは少なくなります。


夫婦仲を良くすることで買い物依存を克服する


倦怠期の夫婦にはコミュニケーション不足から、一方に疎外感や孤独感が増していきます。その寂しさを紛らすために買い物依存に陥ることが多くあります。ならば奥さんが夫に対して、今ある問題点を率直に包み隠さず自己開示し、理解を求めてみましょう。とてもそんな相談は出来ないということであれば、夫婦カウンセリングなどを受け第三者に夫婦不仲の問題を解消するためのアクションを起こすことも改善へのプロセスとなります。寂しさや愛情の枯渇感は買い物依存症が起こる大きな要因となるので夫婦問題は避けては通れません。


カウンセリングを受けることで買い物依存の原因を探る


買い物依存症は「わかってはいるけどやめられない」という依存症の一種であるので買い物依存に精通した専門家に任せることも一つの方法です。「精神科」や「心療内科」などの医療機関でもいいのですが、機関によっては買い物依存症などの依存症に対する認知度が低い医療機関などもありますので、そうなると薬を処方され「ご自分で頑張りましょう。」とか言われてしまい結果なんの解決にもならず余計にストレスが溜まってしまったというケースもあります。そこで、買い物依存症などに注力していて、依存症に理解のあり相談出来るところを選ぶことが大切になってきます。そのような相談出来るところで、話を聞いてもらい、誰かの話を聞くという機会があれば、自分自身を見つめなおす良い機会にもなります。自分自身の根底にある感情や思いなどを認識することで、ストレスが緩和されることもありますので、専門機関などで悩みを打ち明け、問題への解決を図りましょう。