DV・ドメスティックバイオレンス 名古屋

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DV

                       
DVについて特   徴診断テスト
弊    害思考パターン原   因
認める大切さ対   策関 わ り 方
相談のケースQ & A

 

DVについて


DVはドメスティックバイオレンスともいわれており、家族間や恋人間で起こる肉体的・精神的・経済的な暴力を指します。DVを行う場合には、精神的な余裕がないことや、相手への思いやりの感情が薄く、相手を自分の思い通りにできない苛立ちなどから、イライラを子供や配偶者や恋人にぶつけてしまうことで起こります。本人は反省して、もうしないと言いますが、また繰り返されることが多いです。DVをしてしまう背景などもきちんと見据えて、カウンセリングなどを行う必要があります。


相手への思いやりや相手を敬う気持ちなどが見えない


DVをしてしまう背景には相手を自分の意のままにコントロールしたいという思いがありますので、そこには相手への思いやりの感情や尊敬や信頼の気持ちというものはありません。どんなにストレスを抱えていたり、辛いことがあった場合でも、思いやりを持っている人というのは、家族に当たったり、恋人に当たったりということはしません。どこかで、相手に甘えている部分もあるのかもしれません。DVを行う相手であるかどうかというのは、付き合いたての時などは分からないというケースが多いです。また、DVを行った後には冷静になってもうしない。申し訳なかった。と反省の弁を述べるのですが、それさえも、相手に自分も悪かったと思わせてコントロールするための手段である場合もあります。自分の意のままに相手を操れるようになるまで、繰り返し執拗に行われるケースもありますので、注意が必要です。


第三者を挟んで、冷静な話し合いをすること


DVが行われている場合には、第三者を挟んで冷静な話し合いをすることが必要になります。二人では冷静になれないのであれば、精神科医や警察、弁護士などを挟んで話し合いをするとよいでしょう。話し合いにならない場合には距離を取ることも必要になりますし、DVをしている側にカウンセリングや服薬などで怒りを鎮めるように、自分の感情をコントロールできるような治療を行うことが必要な場合もあります。まずは、DVをするという自分の状態が異常であることを自分で認識する必要があるのですが、モラハラなどの場合は、本人に自覚の意識が少なく、配偶者や子供がダメージを受けている場合も多いです。そういう相手になってきますと、対応する方も疲れてきて、精神的に参ってしまうことも多いので、一度距離を置くことも必要になるでしょう。


こんなことをするのはあなただからだという甘え


DVをする人の多くは依存心が強く、好きだから、振り向いてほしいからこんなことをするという人もいるのですが、その方向性が間違っていることに気づかない人が多いです。自分でも無意識にしてしまう行動であるので、しっかりカウンセリングや治療などを行う方がいい場合もあります。相手の心の中にもなにか気づいていないものがあり、殴ったり、生活費を止めたり、暴言を吐くという行動に出ているのかもしれません。相手がそれでも離れていかないことで相手に甘えてしまっている部分もあるでしょう。DVは相手を自分勝手にコントロールしようとする一つの手段でもあるので、屈してはいけません。毅然とした態度で対応して、場合によっては、距離を取ることも必要になります。自分が壊れてしまわないうちに、害のあるものからは離れるようにするといいでしょう。


DVはきちんと治療することも必要


人を殴ったり、傷つけたりするという行為は、普通であればあまりしない行為です。そんな行為を定期的に行ってしまうのには、潜在意識の中になにか抱えるものを持っている場合があります。相手を傷つけるのが嫌だと感じるのであれば、カウンセリングや治療に通って、自分の心の内を解明してみるのもいいかもしれません。どうして自分が殴ってしまうのか、暴言を吐いてしまうのかをよく考える機会を持ちましょう。殴られている場合にそこから避難することも一つの手立てであるのを忘れないようにしましょう。

 

 

DV 「特徴」


DVを起こす場合にはどういった特徴があるのでしょうか。男性と女性でDVには違いがあるのでしょうか。


男性が引き起こすDV


男性が女性や子供に対してDVを引き起こす場合があります。なにかあるとすぐ機嫌が悪くなり、家庭内では独裁者のようにふるまいます。奥さんや子供を馬鹿にして、下僕のように扱うこともあります。また自分の言うことを聞かないからと殴ったり蹴ったりと身体的にダメージを与える場合などもあります。言葉の暴力もあります。出産後に大変な奥さんに対して、自分も仕事で疲れて眠れていないのに何を寝ているのだと病院で怒鳴るという場合などもあるようです。DVをする側は自分の怒りの感情をコントロールできていませんし、なにか大きなストレスがある場合もあるのですが、自分の中のイライラを身近な人にぶつけてしまいます。また、生活費を渡さないなどの経済的なDVや悪口を言ったりけなしたりする精神的なDVをする場合もあります。いずれにせよ、自分の方が上で、家族は下であるという感覚があり、家族に対する愛情や尊敬の念などがありません。社会で上手くいかないと思っていることなどもあり、そこを家族につかれたりすると豹変する場合もあります。自分でコントロールできないことにストレスを抱えて、言うことを聞かせるために、手が出るというパターンもあります。また、向こうからのDVに抵抗する形でDVの加害者に認定される場合などもあります。


女性が引き起こすDV


女性の場合は、手をあげることは少ないのですが、精神的なDVを行うことが多いです。相手のことを悪く言ったり、子供を使って相手をけなしたり、夫の悪口を子供に吹き込んだりする場合です。稼ぎが少ないことや容姿の悪口などを口汚くののしることもあります。最近はこういった女性のDVに耐えかねている男性も増えてきており、相談したいと思いつつも、相談できずに一人で抱え込んでいる方なども多いです。女性のDVの場合には男性の自尊心を傷つけることをズバズバということがあります。男性は傷ついていますが、事実の部分もあると言い返せずに黙り込んでしまうことや、喧嘩に発展することもあります。こうなってくると戦争状態に突入してしまいますので、どちらが悪いという水掛け論になってしまい、上手くいかなくなるケースもあります。また、女性が男性にDVをされたと言って駆け込んでくる場合などもありますが、話をよく聞くと女性側の不倫であったり、金銭関係のトラブルであったりと女性にも落ち度があった場合も多く、そことの兼ね合いも難しいケースもあります。中には、一度、自分を守るために行った行為がDV認定されて、離婚に発展し、子供にも合わせてもらえなくなったというケースもあります。


DVに発展しないためには・・・・


お互いに悪いところがあった時には素直に謝ることが必要なのですが、感情的になると自分可愛さにそれができなくなってしまうことも多いです。また謝ることで相手に付け込まれると感じてしまい、謝れないという方も多いです。そうなってくると相手への信頼の念や尊敬の念などはない状態ですので、一緒にいるのは難しくなってくるでしょう。相手への裏切り行為は相手を軽んじていることにもなります。相手のことが好きであり、一緒にいたいと思えるのであれば、相手をねぎらうことや、思いやりの心をもって接することも必要です。この場合は、共依存にはあてはまりません。自分が悪いと考えるのではなく、身体的・経済的・精神的な暴力は行わない方向で冷静に話ができるといいでしょう。冷静に話せないのであれば、間に第三者をはさみましょう。カウンセラーでもいいですし、弁護士でもいいですので、落ち着いて話せる場を作りましょう。子供に対しても、暴力で支配するのではなく、子供の人格を尊重することが必要ですので、感情的な行動は慎めるように、カウンセリングや精神科で治療を受けるのもいいかもしれません。

 

 

DV 「弊害」


DVを続けていると精神的に追い詰められるだけでなく、DVをされる方が悪いのだというような洗脳をしてかかるために、自分を持つことができなくなります。また、相手は外面が良いことが多く、家の中では豹変する場合もあり、第三者から見ると分からない場合などもあります。DVを受けているのであれば、一緒にいることを止めることも必要になるでしょう。


DVを受けるとその子供もDVを行うようになる


DVを受けて育つとそのことが当たり前のこととして身についている場合がありますので、その子供も誰かにDVを行ってしまう可能性が高くなります。家庭内DVや恋人間DVを増やさないためにも、きちんと相談できるところに相談し、はっきり別れることが必要になるかもしれません。精神的・肉体的に相手を暴力で支配しているのは対等な関係とは言えません。相手のことを尊重し、相手と一緒にいると、一人でいるときよりもより幸せを感じられるといいのですが、DVでいうことを聞かそうとするのは支配であって愛情ではありません。どこかにでかけるときなどや友人と会うときなどもその付き合いを制限することや、独占欲を出すというのは、危険な行為です。自分に自信がないために起こる現象かもしれません。配偶者には配偶者の世界もあります。お互いにお互いの世界を壊さないようにしましょう。夫婦や恋人と言っても自分の時間や自分の世界を持つことは大切です。


DVを受けたことで自分に自信がなくなってしまう


DVを受けると自分が悪かったから殴られたのだろうかという感情も起こってしまいます。悪くもないのに謝ってしまうことや、言い争いの後に暴力を振るわれるということもあるでしょう。それは正論であって、相手も痛いところを突かれている場合もあります。しかし、だからと言って無視していいものでもありませんし、殴るのもいけない行為です。どうしてもその行為がやめられない場合には一度、治療を受けてみるのもいいでしょう。自分の性格について、一度見直してみるのもいいかもしれません。相手が嫌がっていることをするという行為は愛情とはかけ離れているものです。DVを受けているのであれば、それに甘んじないで自分の考えをしっかり持ち、言いなりにならないという意思表示をしっかりしましょう。別れるというのも手です。DVをしている方は、離れていくのを極端に怖がっていますので、自分と相手のためにならないと感じるのであればその関係を解消し、平穏な日々が送れるように行動を起こす時です。


DVで服従させようとしても、相手の心は離れていく


DVで精神的に肉体的に束縛しようとしても、相手の気持ちはどんどんと離れていきます。好きな女性や男性に意地悪するという小学生がいますが、意地悪することで嫌われてしまうということが大人になると分かるのではないでしょうか。相手をののしることや、自分を上に見せて、偉そうにしているのはある意味、自分に自信がないことへの不安感などからくるものとも考えられます。相手の心を取り戻すのであれば、相手に優しくし、絶対に暴力は振るわないようにすることが大切です。相手はあなたのため、そして自分の為にその発言をしている場合もあります。相手のことを尊重する気持ちがあれば、相手が自由に心地よくいられることを望むのではないでしょうか。自分の方法を押し付けるのではなく、相手のやり方を認めて、応援してあげるのが優しさである場合もあります。能力がないとののしるのではなく、やってみたら。頑張って。と一言言えるといいのではないでしょうか。もちろん、自分も手伝うなどの努力も必要になります。相手におんぶにだっこになっていることを感じたら、すこし甘えるのを止めてみる必要があるでしょう。つい手が出てしまうのではなく、これを言われたら、やられたら相手はどんな反応をするかということをよく考えて行動を起こしましょう。暴力で相手を服従させる行為は、相手の心がどんどんと離れていってしまいます。

 

 

DV 「思考パターン」


DVを行う人の思考パターンとしては、自分怒らせる行動をとる相手が悪いといったような他罰的な思考回路を持っています。自分は絶対的に正しく、自分の意にそぐわないものが悪いという考え方です。相手の気持ちを考えたり、尊重したりということができずに、暴言や暴力により、相手を支配しようとします。


悪いのは自分じゃないという考え


普通の人の場合には、何かうまくいかないことが起きたときなどには自分にも原因があったのではないかと考えて、努力したり、改善したりするものなのですが、DVを行う者はその感情を利用して、お前が悪いのだという風に責任転換してきます。その状況を改善するために、自分が悪かったことを認めることや、改善策を考えるなどということはしません。相手をパワーで支配するように仕向けてくる傾向にあります。また、自分の考えが正しいと思っている人なども多く、相手を尊重できずに、馬鹿にしていることも多いです。認められないのは自分のせいではなく、相手が悪いのだという風に受け取ります。自分が間違ったことをしているという認識が乏しいために、相手にもDVなどを行って、言うことを聞かせようとします。


幼い頃から自分もDVされた経験がある


DVをしてしまう人の中には、自分が幼い頃にDVを受けていたという場合もあります。身体的・精神的にDVされている様子を見て、それが普通のことという認識になっている場合です。本人も苦しんでいるのですが、DVの連鎖は起こってしまうこともあります。DVを行ってしまう場合には、相手のことを考えることが必要でしょう。自分でも行動を起こすことや、努力しないといけないことなどが出てくるので、面倒くさいとか嫌だなぁと感じることもあるかもしれません。しかし、自分に苦しいことを乗り越えてこそ得られる感情もあります。相手が配慮のない言葉をかけるのであれば、コミュニケーションをとって自分が何を考えているのかを伝えるのもいいでしょう。しかし、暴力で支配するのは間違った行為です。相手を暴力で支配するのではなく、相手から愛されて、敬われる存在になることが必要なのではないでしょうか。


されて辛かったことは自分でもよくわかるはず


自分がされて辛かったことなどは、相手にするとどう思うかなどは分かるのではないかと思います。そこに自分が支配するという思いが強すぎてしまうと、暴力に発展する場合があります。相手をコントロールしようとするのではなく、相手から信頼されるような行動をとることが必要でしょう。誰に養ってもらっているのだという言葉も、何もなく言った発言ではないのであれば、どうしてそのような発言に至ったのかという経緯もしっかりと説明する必要があります。旦那さんが身を削って稼いできたお金であれば、しっかり守ろうと考える場合があります。しかし、ここでも、愛する家族のためであれば、稼いでくるのは当然だと思っている人も多いことに気が付かないでしょうか。家族とは相手というよりも自分に近い感じで、考え方は違ってくる部分もあるのですが、自分を大切にする感覚で相手も大切にするという感じです。自分のことがかわいいのであれば、相手を罰するのではなく、相手もかわいいと考えましょう。自分が言われて嫌だなと感じることは相手も嫌かもしれません。気分の乗らないときに何かを頼まれるのが嫌なように、相手も気分が乗らないときには嫌かもしれません。そういった感情を少し考えると、自分の考えを押し付けたり、暴力をふるったりする行為は、どんなに嫌なものであるかを感じることができるのではないでしょうか。いつもなら馬鹿だなぁと思うようなことも、思うのはいいですが、口に出すのを止めてみたりするだけでも、相手の心証は変わります。心で思うことが自由ですが、それを相手にぶつけてしまうと相手は傷つきますし、自分もDV夫・妻としてのレッテルをはられることになります。

 

 

DV 「原因」


DVをしてしまう原因としてはどのようなものがあるのでしょうか。DVを行ってしまう場合には、その人の幼少期の関係や、自分に対する自信のなさなどが原因という場合があります。また、自分と相手との関係性にゆがみが生じる場合などにもDVが起きる可能性があります。


自分も子供の頃に殴られることや蔑まれて育った


自分がDVの被害者だった場合には、自分がDVの加害者になる場合もあります。DVの加害者と被害者の関係においては、そこには信頼関係はなく、支配と暴力による関係になっています。どちらかが王様でどちらかが家臣というような関係になっていますので、対等な関係とは言えません。また、嫉妬深い性格である場合や、相手の行動が逐一気になるという場合にも、注意が必要です。DVをする場合においては、相手しか見えていませんので、そこに意識が集中してしまっています。相手が自分の意のままに動かないと気に入らず、暴力をふるう場合などがありますが、相手は自分とは違い、自分の意のままには動かないということが学習できるといいのではないでしょうか。古くから、親から男の子なのだからという感じで育てられてきた場合にも自分の中で男とは?のような価値観が出来上がっている場合があります。しかし、それは親の価値観で育てられてきたものであり、社会は変わっていくということ、いろいろな価値観があり、自分もそれを受け入れることが必要になってきます。自分が好きに生きたいように、配偶者や子供たち、恋人も自分の自由に生きたいと思っています。それを、自分の支配下に置いてコントロールしようとしてないでしょうか。


自分の中に常に自分は正しいという思いがないか


自分の中に、常に自分は正しく相手が間違っているといった思いはないでしょうか。相手には相手の考え方があってやっていることも多いです。そこに、自分が正しくて相手が間違っているのだという考え方でいると、イライラしたり、DVを働いたりする原因になります。もちろん、社会通念としてある価値観などが内在しているものもあります。男性は男らしく、女性は女性らしくという価値観もあり、その中で縛られて生きてきたことでその考えに凝り固まっている場合もあります。しかし、そこの価値観を少し変えてみるということも必要になってきます。人は強制的に押し付けられるのは嫌なものです。こうあるべきだという考え方ではなく、こんなこともあるのだな。とかじゃあ自分はこうしようとか自分を柔軟に変化させていけるといいのですが、それが難しい場合もあります。相手に対して文句を言うのではあれば、自分が動いた方がいい場合があります。相手の稼ぎが少ないと思うのであれば、自分がもっと働きましょう。相手にものをいうのであれば、自分もそれ以上の努力をしましょう。自分の都合のいいように相手をコントロールしようとする様子を相手は感じ取ると思います。合わなければ離婚することも考えてもいいのです。


自分に自覚がないのが多い


DVをしている方はDVをしているという自覚がない場合が多いです。殴ることも暴言を浴びせることも、相手がそのような行動をとるからだと思っています。しかし、言われた方は傷つき、一緒にいることは嫌だなぁと感じるようになるでしょう。一緒にいるのは子供のため、お金のためと考え方を変えてくる可能性もあります。それでも一緒にいることがもう限界だと感じたときに、相手は家を出ていくでしょう。相手を変えることはできません。自分を変えることで、相手も変わることはあるでしょう。相手が間違っているから殴るのだという思考回路を捨てて、相手の話にも耳を傾け、お互いに歩み寄っていくことが必要になります。子供のためを思うのであれば、仲良くすることが一番大きな愛情にもなります。それが無理なのであれば、きちんと子供にも話をし、不幸な生活を続けないようにすることも大切です。

 

 

DV 「認める大切さ」


DVをしている人の多くは、自分が正しいと思っており、相手が間違っているとの認識を多く持っています。殴ったり暴言を吐いたりするのは、そんなことをさせる相手が悪いという風に思っており、また、相手がいけないから自分がこんな風になってしまうのだというような責任の転換を行っています。誰しも考えがあるので、それに合わないと疑問に思うこともありますが、相手を自分の支配下に置こうとすることでDVが起こる場合もあります。


こうあるべきだとかこうでなければならないという考え方を捨てる


自分としてはこうあってほしいとかこうあるべきだという考え方があるかもしれませんが、それは、捨てましょう。相手が自分の意のままに動くものではないということをしっかりと考えておく必要があります。自分の中でも段取りがあったり、考えがあったりする場合もありますが、それよりも相手のことを考えましょう。どうして相手はその行動をとるのかということをよく考えて、相手を殴ることやイライラをぶつけるのではなく、ぐっとこらえられるようになりましょう。もちろん、イライラしてしまうのはしょうがないのですが、それを相手にぶつけてしまうのは、相手への甘えです。何か違うことをしてみるなどして、気持ちを変えることもいいでしょう。イライラしたら、どんなことにイライラするのかをよく考えて、そこを自分の思い通りにしようとするのではなく、そういうこともあるのだと受け止められるようになるといいでしょう。DVをしている場合には、相手だけしか見えていない場合なども多いです。他になにかできることはありませんか?他に尽力すべきことなどもあるのではないでしょうか?


相手が我慢することで、よりエスカレートすることも・・・


相手が我慢強い性格だったりすると、この程度であればやっても大丈夫なのだと感じてしまい、暴力がよりエスカレートする場合もありますので、DVが行われた場合には毅然とした態度で立ち向かうことが必要です。それはDVだからもう私はあなたとは一緒にはいられないときちんと伝えて家を出ていくことも必要でしょう。そこで我慢してしまうことでよりDVがエスカレートする場合もあります。男性が女性を殴ることが昔は多かったのですが、最近は女性による男性への暴力や暴言なども増えています。稼ぎがすくないことに関する暴言であることや、能力がないなどの暴言は男女問わず行われるDVです。どちらも相手が耐えている場合も多く、よりエスカレートしていくことも多いです。DVをされている側はそれを我慢することは止めましょう。そうでもしないと生きていけない場合にもきちんと自分の意志を示して、別れますと告げることも大切になってきます。相手に経済的に頼っている場合などには、離れにくいこともあるかもしれませんが、それは相手に対する依存心になります。どちらが幸せであるのかをしっかりと考える必要が出てきます。最近は、離婚する男女も増えており、経済力のある女性も増えてきている一方で、シングルマザーというのは経済的に厳しい面も多くありますので、離婚を考えてしまうのもよくわかります。しかし、DV夫とは戦わなければいけません。どんなに普段は優しい旦那さんでもDVが行われたら毅然とした態度を示しましょう。相手に屈するのではなく、自分の意志をしっかり持って対応しましょう。DVには我慢をせずに、SOSを発信することも必要です。また、DVをしてしまう場合には、自分の中の常識は相手にとっては違う可能性もあることを考えておく必要があります。自分のメンツよりも配偶者や恋人を心配する気持ちは起きないでしょうか。そういったことを配偶者や恋人はよく見ています。イライラしてしまうのは、すごく自己中心的な考え方であることを肝に銘じておきましょう。考え方はさまざまであり、自分では正論であっても、その通りにはいかないこともあります。

 

 

DV 「克服への対策」


DVを克服するためにはどういった対策を取るといいのでしょうか。相談できるところを作っておくことや話を聞いてくれる場所を作っておいて逃げられるようにしておくことも必要です。また、DVをコントロールするための加害者へのプログラムもあり、一定の功績がある場合も多いです。


DVを克服するのは、DVをしているという自覚を持ってもらうこと


DVをしている側は、DVをされるようなことをしなければ、自分はDVをしていないと言い張ります。また言葉では相手にかなわないので、暴力で訴えるということもあります。また、感情のコントロールができずに、暴言を吐いたり、暴力で支配しようとしたりする場合もあるでしょう。まずは、DVをしているという自覚を持つといいでしょう。女性の場合には、経済的な困窮や子供のことが心配で別れられないというケースもあります。そんな場合でも、相手は自分の他に行くところがないから、ここまでしても大丈夫だ。俺が養っているのだから相手は自分の機嫌を損ねるべきではないというような考えが自分の中にないでしょうか。相手を思っているのであれば、相手をねぎらう発言をすることや、相手を気遣うことも必要になります。相手を暴力や暴言で支配しているという関係は正常な関係ではありません。相手のことが好きで一緒にいたいのであれば、相手のいやなところには目をつぶり、いいところを見ることも必要です。また、相手に責められるという場合にも、一方的に自分が悪いと考える必要はないのですが、自分が悪かったと思う部分などは治すこともいいでしょう。しかし、自分では何が悪いのかもわからない、しかし責められるという場合には、しっかりと分からないことを伝えるのもいいでしょう。相手の顔色を窺ってしまうと、相手も増長することもありますので、毅然とした態度で接する必要があります。


暴力や暴言はいけないこと、感情的にならないようにすること


配偶者を殴ってしまうというのは、相手に対して甘えていることにはならないでしょうか。普通に社会人として生活しているのであれば、こんなことをすると普通ならどうなるということが予測できるでしょう。配偶者も同僚やその他の人と同じように対応することはできないでしょうか。そこに、愛情という皮をかぶった支配が出てくると、この人にならやってもいいのだというような感情が起きていないでしょうか。相手の弱みに付け込んで、自分の意のままにコントロールするのは愛情ではありませんし、そんなことを繰り返していると、死んでほしいと思われてしまうことにもなりかねません。相手のためと思えないのであれば、自分のためと思ってもいいかもしれません。自分ができた家族を守りたいと思うのであれば、殴ったり暴言を吐いたりするのではなく、殴らないで相手をいたわることも必要になります。口の悪い人などは気を付けてください。常に悪口を言っている人からはみんな離れていきます。もちろん、軽口をたたいてしまうこともあるかもしれませんが、それはあまり人前では行わない方が賢明です。人の悪口の多い人は外でも言っているのだろうなと思われます。昔は、うちの愚妻がなどという言い方が美徳とされている時代もありましたが、今はそういう考え方はDVに当たる場合もあります。もちろん、夫婦の形は人それぞれですが、自分が苦しむような相手の場合には、その付き合い方は考える必要があるでしょう。DVは命にもかかわる危険性がありますので、まずは、思い詰めてしまわないように、相談してSOSは発せられる場を作っておきましょう。


程よい距離感を持つことが大切


相手とは程よい距離感を持ちましょう。相手に直してほしいことがあるのであれば、罵ることや、感情的になるのではなく、理性的に会話をしましょう。ものの言い方などには気を付けるべき点も出てくるでしょう。相手を意のままに動かすのではなく、自分から動いてみることもいいでしょう。

 

 

DV 「関わり方」


相手をコントロールしたいけれど、コントロールできないことへの焦りや悲しさなどからDVに発展してしまうケースなどがありますが、相手に原因がない場合でも、本人の状況によってDVに発展する場合などがあります。家庭においてはちょっとしたことであっても、本人のメンタルなどに不均衡が生じている場合などには過敏に反応してしまうこともあります。


DV加害者は自分の心の中を良く知ること


DVの加害者になってしまう場合には、なぜその行動にでるのか相手を責めるのではなく自分の中でよく考えてみましょう。自分の中での価値観だったり、日々の生活だったりに不満を感じることや何か感じていることがあって、その怒りや悲しみの矛先を自分を慕ってくれる自分より弱いものに向けていることはないでしょうか。相手も人ですので、うまくいかないときもありますが、そんなこともあるか。と思い、平静でいることはできないでしょうか。自分ではそのことが楽しみにしていたことで上手くいくはずと思っていたかもしれません。しかし、アクシデントはつきものですし、予定通りに進まないことをもあります。しかしそれを配偶者や恋人のせいにしてしまうのは、相手のことを自分の所有物だと思い、自分の自由にできるはずなのにという思い込みがないでしょうか。まずは、そういった思い込みなどを捨てる必要があります。また、被害者の方も、相手に精神的なDVなどを行っていなかったかも考えましょう。子供の喧嘩などでもそうですが、最初はじゃれ合っているような感覚だったのが、段々と本気の喧嘩になっていくというケースもあります。夫婦や恋人同士の場合には、罵り合っている場合にはお互いに離れた方がいい場合もあります。


ものの言い方に気を付けよう


どうしてあなたは相手を殴ってしまうのでしょうか。相手が自分の気に入らないことを言うからでしょうか。その気に入らないことというのは、自分で改善できないことでしょうか?DVのケースにも様々ありますが、自分が悪いと思ったことは謝ることが必要です。言い方などを考えているでしょうか。口悪くののしる傾向がある人は気を付けた方がいいでしょう。また、相手の交際関係などが気になるというのは、自分に目を向けてくれなくなることからの恐怖心なのでしょうか。配偶者だけに意識が集中していませんか。他に気晴らしできるものなどはないでしょうか。配偶者が友人と出かけるというのであれば、楽しんでおいで。とは言えませんか?相手が楽しく過ごすことが自分にとっても楽しみだと考えられるといいのですが、もちろん、節度を持つことは必要ですので、意見を言うのはいいでしょう。ただ、暴力や暴言はいけませんので、そのあたりを注意して発言する必要があります。


自信のあることは口にしない


家族を守るために働いている方は大勢います。中には辛いことがあっても、じっと耐えている人もいます。自分で覚悟を決めてやっていることは、黙って黙々とやっている人もいるでしょう。そんな頑張っている姿を家族はちゃんと見ています。家族のために頑張っている姿を見ると普通であればねぎらいの気持ちも出てきます。自分が養っているという事実は自分の中の自信として言う分にはいいですが、相手にぶつけてしまうのは間違っているかもしれません。もちろん、感情的にそう言ってしまうような出来事があったのかもしれません。しかし、そこには価値観の相違などもありますので、一度理性的に話し合う必要があります。お金遣いの荒い奥さんであるのであれば、得意な方が管理をするということも有効ですが、そこで口汚くののしってしまうのではなく、きちんと管理できるようにと自分でも理論的に説明したり、自分で管理したりと配偶者の人も納得がいくように話し合う必要があります。必要な生活費も出し渋るような場合には、経済的なDVに当たる可能性もありますので、本人に自覚がなくても気を付ける必要があるでしょう。

 

 

DV 「相談のケース」


産後鬱の女性の場合


結婚し子供を出産してから、すこし鬱気味になってしまい、家のことができない期間などが増えた。最初は家事なども夫がしていたが、仕事が忙しいなどから、夫も精神的な余裕がなくなってしまい、自分は仕事をして寝ていないのに何でお前は寝ているのだなどの暴言が増え始めた。また、妻が、大きな買い物をしてしまい家計のお金を使ってしまったことをきっかけに夫は妻に対して暴言を吐くようになり、離婚して娘にも会わせないというようになった。精神的にバランスを崩していた奥さんは、治療をするなどして体調の回復に努め、仕事を探して娘にも会えるようにと努力を続けたが、仕事の心労などもあり、また体調を崩すようになった。旦那さんは奥さんの見舞いなどには来ず、娘とも会えていない。娘の様子がおかしいと思ったのは旦那からのDVがあったせいだと思った奥さんの母親が一緒に娘さんに付き添って生活しているが、お母さんに対しても暴言を吐いたりするなどの行為が行われていた。


会社を休職している男性の場合


生活費を入れないことを責める妻に対して、DVを働くようになった。手をあげるところまではいかなかったが、暴言を吐くようになり、妻の外出を制限するような行動に出たり、第三者の介入を快く思わなかったりした。妻も会社で辛いことがあったのだろうという一定の理解を示しつつも、いつ職場復帰するのかが気になり、旦那の家での行動なども理解できずに混乱した状態が続いている。男性からすると、女性が自分を追い詰めるような発言をするのが悪いと思っている。また、もともと口が悪く、病気を治そうとする意欲なども見られず、ただ毎日家に閉じこもってゲームをしているという状態。奥さんは生活そのものが嫌になってしまい、お金のことなどを考えると離婚した方がましだと思っている。奥さんが限界になってしまい、離婚調停により離婚が成立。その後、男性は会社に職場復帰して、養育費を支払っている。


酒乱の妻を持つ男性の場合


お前のせいでやりたくもない家事をやっているのだと酒を飲んで暴れる妻。関わらないようにしようと部屋に閉じこもると、部屋のドアをたたいて、追いかけてくる。朝から酒を飲んで暴れるのでそれをとがめると誰のせいでこうなったと思っているのだと言って、薬を大量に飲むなどの行動にでて、自殺を図ることもあった。警察を呼ぶことなどもあったが、いつも男性が出ていく形で場を納めていた。離婚も考えたが、調停で奥さんが言う言葉は愛しているので別れたくないという言葉であった。しかし男性としては、子供にも被害が及ぶと感じて、親権を得るために、子供を引き取ろうと思っている。女性にはアルコール依存症を治すプログラムが必要であると感じるが、治療までには至っておらず、治療をサポートできる余裕も旦那さんにはない様子であった。


精神的な疾患を持つ女性の場合


結婚出産を機に、夫に対して暴力を働いたり、暴言を吐いたりする時期があった。警察を呼ぶこともあり、混乱している時期もあった。今は、カウンセリングや服薬を続けることで落ち着いている様子。以前の様子とはガラッと変わり、夫を認め、尊重する態度が増えた。自分の怒りをコントロールすべく、この感情はどのようにして起こっているのかということを自分なりに考えて行動をとっている。感情に任せて我を忘れることは少なくなった。ただ、不安定になると、夫に意見し、思い通りにならないと責めることや、物を投げたりすることや息子にもきつい態度をとることもあり、意見がぶつかったときなどには自分の感情をうまくコントロールできないことがある。ご主人は温和で物静かな人であり、相手を傷つけるようなことは全く言わない人である。女性が自分の攻撃性に自責の念を持っていて、自分をコントロールしたいと相談に来た。子供にも我を忘れている様子を見せているために、影響が心配であると感じている。

 

 

DV 「Q&A」



彼氏からDVを受けています。彼はお前が早く帰ってこないからだ。とか、友人と遊ぶなということを言います。私としては辛いので彼と別れたいという気持ちも起こっていますが、怖くて告げることができません。どうしたら別れられますか?

 

彼の自尊心を壊さないように別れることが必要かもしれません。少しずつ連絡を取らないようにして、だんだんとフェードアウトしていくような感じで、彼の心の中にあなたがいなくなるように行動を起こしましょう。いきなり連絡を切ったりすると逆上する可能性もありますので、仕事があるからとか、他にも行くところがあるからといったように彼氏からの連絡を徐々に断つようにしましょう。彼氏が追いかけてこられないところに、引っ越すというのも最悪の場合には想定した方がいいかもしれません。ゆっくりと確実に彼から離れていけるように準備をしていきましょう。

 
 


外に働きに出たいと思うのですが、働きに出ることがどれだけ大変かお前にはわかっていない。と言われます。お前には能力がないのだから家にいればいいのだと言われるのですが、私は能力がないのでしょうか?

 

家にいて家のことをきちんとやってほしいと考えている男性は少なからずいます。最近はそういったことを言う男性も減ってきているようですが、忙しい仕事などをされている場合には、家庭を守ってほしいという思いもあるのかもしれません。働きに出たいという気持ちは大切ですので、子供さんや家庭のことなどに折り合いをつけて自分の興味のあることをされるのもいいでしょう。旦那さんは能力の持ち主なのかもしれませんが、自分のやりたいと思うことは、できる範囲でやることも効果的ですので、家庭を大切にしつつ、お仕事も探す方向で検討されてはいかがでしょうか。

 
 


旦那が医師をしています。家に帰ってくることも少なく、いつも家でも会話がなく、愛されているという実感がわきません。寂しくて、大量の買い物をしたところ、非常に叱られて、金銭管理などをできなくさせられてしまいました。私が悪い部分もあるのですが、結婚生活に楽しみが見いだせずに辛いです。どうすればいいでしょうか?

 

お仕事が忙しい旦那さんということで、またお医者さんということでその心労などは大きいこともあるでしょう。金銭的な問題に対しては、一度得意である旦那さんに任せてみるのもいいかもしれません。あなたにとっては信用されていないと感じる行為であるかもしれませんが、旦那さんにも旦那さんの考えがあって行っていることになりますので、自分でもまた使ってしまうかなぁという思いがあるのであれば、金銭管理は旦那さんにお任せするのもいいでしょう。奥様も楽しみを見つけるためになにか始めてみるのもいいかもしれません。旦那さんにも会ったらねぎらいの言葉をかけてあげるなどの対応ができると素晴らしいのですが、忙しい旦那様は大変な思いをされていると思うので、奥様もそのことを理解されてあげるといいでしょう。もっとコミュニケーションを増やしたいのだということをそれとなく告げてみるのもいいかもしれません。

 
 


旦那が生活費を入れてくれない。どうすればいいでしょうか?自分の好きなことにばかりお金を使って、生活費を入れるのを渋ります。お金が足りないのであれば、お前が働けばいいと言われるのですが、子供も小さくなかなかうまくいきません。

 

生活費を入れることは夫婦である限り必要なことなのですが、旦那さんがそのように感じる原因はなんなのでしょうか?なにか旦那さんに隠し事などはないでしょうか。今一度旦那さんと話し合って、生活費を入れてもらえるように説得する必要があります。浮気をしていたり、ギャンブルにのめり込んでいたりする場合には何らかの対応も必要になってくるでしょう。また、少し旦那さんに資金の余裕を持ってもらうこともいいのではとも思います。生活できないほどの金額というのは、気になる点です。